まず、代理店費用の仕組みを知る
運用代行の手数料は、広告費の20%前後が一般的です。月50万円の広告費なら、毎月約10万円。この費用は広告の成果と関係なく、出稿している限り続きます。広告費が小さい会社ほど、手数料の割合のわりに受けられる作業量が少なくなるので、内製化の効きが大きくなります。
内製に向いている会社・向いていない会社
向いているのは、月の広告費が100万円以下で、社内に担当者を1人置ける会社です。管理画面の読み方や広告文づくりはAIが補ってくれるので、差がつくのは「自社の商品とお客さんをどれだけ知っているか」です。ここは代理店より社内の人が強いです。
向いていないのは、担当者を置けない会社です。誰の仕事でもない状態では、内製は止まります。また、大きな予算で複数媒体を高速に検証しているような場合は、代理店の専門性が費用に見合います。
切り替えの手順
手順1: 広告アカウントの所有権を自社にする
ここが一番大事です。代理店名義のアカウントで運用されていると、契約終了と同時に過去の配信データと学習履歴が使えなくなります。切り替えを考え始めた時点で、アカウントが自社名義か確認してください。
手順2: まず「読む」から始める
いきなり運用を巻き取らず、管理画面の数字をAIに渡して説明してもらうことから始めます。どこにいくら使われ、何が起きているか。それが自分の言葉で言えるようになるだけで、判断は自社でできるようになります。
手順3: 広告文と画像の案をAIで作る
広告文のバリエーション出しは、AIの得意分野です。自社の言葉で商品を説明できる担当者がAIと組めば、案の数では代理店に負けません。
手順4: やめる基準を決める
1件の問い合わせにいくらまで払うかを、先に決めます。この基準がないと、成果が出ていない広告にずるずる出稿し続けることになります。基準を超えたら止める。これだけで広告費の無駄は大きく減ります。
よくある失敗
- 全部を一気に巻き取る — まず1媒体だけ。並行期間を作って引き継ぎます
- アカウントを返してもらわずに解約する — データが消えてゼロからやり直しになります
- 数字を見る習慣が続かない — 週1回15分と決めて、カレンダーに入れてしまいます
教わりながら切り替えたい場合
私たちのWeb集客顧問では、広告運用の内製化教育をメニューにしています。社内の担当者と一緒に管理画面を見ながら、自社で運用できるところまで伴走します。